auカブコム証券についてご存じでしょうか。
かつてはカブドットコム証券という社名で営業しており、1999年から30年以上にわたって活動しているネット証券会社です。
今回はauカブコム証券がどんな証券会社か、おすすめのポイント、auカブコム証券のデメリット、auカブコム証券による主なキャンペーンについて紹介します。
auカブコム証券はどんな証券会社?

名称 | auカブコム証券 |
取扱銘柄 | 国内株式 信用取引 プチ株(単元未満株) FX 先物OP 債券 |
最低取引株数 | 1株 |
取引手数料 | 0円~ |
スマホアプリ | あり |
auカブコム証券は三菱UFJフィナンシャルグループに属するネット証券会社です。
カブドットコム証券時代から数えると30年以上に及び活動しているため、実績・経験とも豊富な証券会社だといえます。
取引手数料が安いことや単元未満株を扱っていることなど数多くのメリットがあります。
また、ツールの使いやすさにも定評があり、スマホアプリも備えていますので場所を選ばず取引可能です。
auカブコム証券のおすすめポイント

auカブコム証券のおすすめポイントは全部で5点あります。
手数料が安い
1つ目のメリットは手数料が安いことです。
1日定額手数料コースに申し込めば100万円までの取引手数料が無料となります。
1注文あたりの約定金額に応じて手数料額が決まるワンショット手数料コースでも、5万円以下なら手数料は55円と割安です。
さらに、auカブコム証券が指定するETFに関しては取引手数料無料になるなど、さまざまな金融商品の手数料が割安に設定されていますので、低コストで取引したい人に向いています。
商品ラインアップが豊富
2つ目のメリットは商品ラインアップが豊富であることです。
国内株式・外国株式の現物取引だけではなく、債券やFX・ロボアドバイザーまで幅広い金融商品を提供しています。
少額投資の代表ともいえる投資信託についても100円から投資できますので、投資初心者にとっても利用しやすい証券会社だといえるでしょう。
プチ株(単元未満株)の取り引きができる
3つ目のメリットはプチ株(単元未満株)の取り引きができることです。
通常、株取引は決められた株数(単元株)でしか取引できません。
東証に上場している株式はJ-REITやETFなどを除き、単元株数は100株となっています。
たとえば、ファーストリテイリングの株式は1株82,950円前後で取引されていますので、100株なら8,295,000円も必要になり、そう簡単に売買できません。
しかし、プチ株の仕組みを利用すると82,950円で売買可能となります。
※株価は2022年11月2日時点のものです。
少額で有名企業の株式を売買したいのであれば、auカブコム証券のプチ株を利用するのも一つの方法といえます。
信用取引でロボアドバイザーを利用できる
4つ目のメリットは信用取引でロボアドバイザーを利用できることです。
信用取引とは、証券会社からお金や売買に必要な株式を借りて実行する取引のことです。
現金や株式を証券会社に預けると、最大で担保の3.3倍までの株取引が可能となります。
auカブコム証券には「信用ロボアド」のサービスがあり、ロボットアドバイザーが信用取引のアドバイスをしてくれます。
Pontaポイントが使える
5つ目のメリットはPontaポイントが使えることです。
買い物などでたまったポイントを投資信託の購入やプチ株の購入に利用できます。
auカブコム証券のデメリット

auカブコム証券のデメリットは2点あります。
外国株式の取扱が米国株しかない
1つ目のデメリットは、外国株式の取扱が米国株式しかないことです。
競合するSBI証券や楽天証券は米国株以外にも中国株などを扱っています。
SBI証券に至っては9か国もの外国株式を扱っていますが、auカブコム証券はようやっと米国株式を扱い始めたばかりです。
とはいっても、手数料を比べると先行しているSBI証券や楽天証券とほぼ同じであり、世界経済の中心が米国であることを考えると、米国株しか取り扱いがないことは大きなデメリットといえないかもしれません。
取引所CFD(株365)しか取り扱っていない
2つ目のデメリットは、取引所CFD(株365)しか取り扱っていないことです。
CFDは差金決済取引のことで、小さな資金でも大きな取引ができるというメリットがあります。
auカブコム証券でも取引所CFDを利用するとCFD取引が可能ですが、手数料の面で競合他社に劣ります。
低コストでCFD取引をしたいのであれば、auカブコム証券以外の証券会社を選んだほうがよいでしょう。
まとめ
今回はauカブコム証券の特徴やおすすめポイント・デメリットについて紹介しました。
大手金融グループの一角だけあり、手数料や取扱商品の幅において他の証券会社に引けを取らない内容となっています。
特に、単元未満株があることや投資信託を幅広く扱っていること、1日低額コースがあることなどは低コストで取引したい人にとって魅力的な内容といえます。
現在手薄な外国株やCFDの分野でも、さらなるサービス展開が期待できるのではないでしょうか。

